らぼーろ ひろしま(『協同労働』プラットフォーム)

広島市では、60歳以上の方を中心とする団体が、地域課題の解決のために「協同労働」という新たな働き方で取り組むことを推進するためのモデル事業を実施します。 「らぼーろ ひろしま」は、地域課題の解決につながる住民主体の取組みを応援します。 住んでいるまちの中で、「あったらいいなあ」「こうしたいなあ」と思い描くことはありませんか? 「高齢者が元気に活動するまち」、 「子育てしやすいまち」、 「子どもが安心して過ごせるまち」、 「障害の有無にかかわらず、いきいきと働けるまち」、 「様々な世代が交流し賑わいのあるまち」・・・・・。  「らぼーろ」は、そんな地域が抱える課題に取り組む皆さんを応援する拠点です。

2015年06月

第3回のまちしごと勉強会は五日市公民館で開催いたしました。
今回は、5月26日の「協同労働」シンポジウムでもパネリストとして登壇していただいた、
ひねもすようこそ』の池岡洋子さんをゲストスピーカーにお迎えし、これまで取り組んできたこと、その中で感じた難しさ、発見を「本音」でお話ししてもらいました。

 【これまでの活動と想い】
・7年前に「白木町に障がい者作業所を!グループホームを!」を旗印に、NPO法人夢のひろばようこそを設立し食堂を開所。
・利用者を通じて、地域の方々への理解を深めていった。
・新たな展開を模索する中で、昨年、「協同労働」プラットフォームの勉強会を安佐北区社会福祉協議会から紹介してもらい、参加。
・〇△□の実践の話を聞き、「これはいける!」と思った。
・昨年度、広島市の補助金を受け、2月21日に任意団体「ひねもすようこそ」を設立。

【協同労働で事業を立ち上げてみて】
・「協同労働」に出会ったことで、構想が具体化した。
・月1回の会計報告や、多くの話し合いの機会を設け、構成員一人一人が主体的に意見交換できている。
・構成員のそれぞれの事情を踏まえながら、それぞれの時間で無理のない就労をしている。
・自分たちの給料も、話し合いのもと、全員で決めている。

 実践報告後の質疑応答では、具体的に事業として取り組むためのアドバイスや、継続に向けての展望を語っていただきました。2時間があっという間に過ぎてしまった勉強会となりました♪


  次回、7月1日(水)は石内公民館に「タンポポのわたげ」さんをゲストに迎えて開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。
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佐伯区における2回目の勉強会は城山・五日市観音地域包括支援センター圏域の観音台公民館で行いました。
今回は呉市広でコミュ二テイ食堂や高齢者・地域住民の方の支援事業を行われている協同労働の先駆者「くらしのサポート○△□(まるさんかくしかく)」の谷さんをゲストスピーカーに迎えて、13時半から2時間、参加者の皆さんの疑問・質問に答える形式で、地域の皆さんに必要とされる存在になれるまでになった経緯や想いを語っていただきました。

〇△□さんが辿ってきた経緯や想い
阪神大震災後、独居や体調不良の話を聞いて何かできないかと思い、背骨健康法を勉強し、
 介護保険制度が始まった年
(2000)から健康体操を地域の人に伝えようと活動を開始。

コンサート、作品展、創作衣服販売、ものづくりの会など自主サークル活動を経て、人と
 つながるにしたがって様々な要望があることを知り、
仲間で5万ずつ出資して訪問介護、
 障がい者支援の仕 事を立ち上げる。
これを基盤に、地域の困りごと相談と助け合いネットワーク、介護予防の活動、子育て支
 援の場づくり、ミニデイサービスと次々みんなの要望を取り入れて展開する。

課題を地域で共有することが大切、そのためにも気軽に寄れて顔見知りと話したり食べた
 りお互いがサポートできる場が欲しいと「キッチン○△□」を立ち上げる。
 ・1食
500円なのでお手軽に皆さんが立ち寄ります。
 ・ご近所の方が野菜をくださったり、漁師が魚をくださったり、そんな日はスペシャルメ
  ニューに早変わり。

谷さんのお話を聞きながら、感じたこと。
 すべての事業は「地域の人を大事に、楽しく、住みよいまちをつくりたい」という思い
  から出発しているので、ごく自然に広がったんだなぁ。

 働く人がそれぞれの役割を担うことで生き生きと社会活動でき、無理なく働ける。地域
  から期待されることは数多あるが、
隙間を埋められるのは地域を知る、顔を知る、地元
  のパワーが必要だなぁ。
 さらに、ほかの地域の活動や人と繋がること、専門性のある経験者に知恵をもらうこと
  でぐっと広がるのだろう。

次回のまちしごと勉強会は6月25日(木)13:30~15:30 五日市公民館です。ゲストスピーカーはシンポジウムでもお話をいただきました「ひねもすようこそ」の池岡さんです。なお、当日は予約無しでも参加いただけます。 お問い合わせ☎982-879-2301

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本年度の第1回まちしごと勉強会は湯来・砂谷地域包括圏域の湯来西公民館で行いました。
当日の勉強会は先日のシンポジウムに来られていない方へ向けての協同労働の説明の後に、昨年に安佐北区白木町で林業事業を立ち上げたBun Bun Baumの松山さんをゲストスピーカーに迎えて林業を始めたきっかけなど伺いました。

勉強会に参加された方には、もりメイト倶楽部で実際、森に入って木を伐採されている方や、これから仲間たちと湯来地区で林業を生業にして森を守りながら木を上手に生かすことを考えていらっしゃる方などがおられ、多彩な話で盛り上がりました。
また、既に事業を立ち上げているBun Bun Baum、専門家、地域の人、学生、などと繋がってお互いに助け合いながら共に前進してゆける面白い未来の姿を話しあうことで、今後必要な事や目的が少しずつ見えてきて、話は更にそれぞれが思い描く理想に向かって展開していきました。

ひとつの事はたくさんのとりまく事につながっていて、何かひとつ動き出すとさらに大きな動きに波及してゆきます。今回の勉強会はいろんな考え、アイディアを持ち寄って、実現に向けてスタートを切った日になりました。


次回のまちしごと勉強会は6月18日(木)13:30~観音台公民館にて、くらしのサポートまるさんかくしかくの谷さんの実践報告と共に行いますので、多くの皆様のご参加をお待ちしています。 お問い合わせ・ご予約☎082-879-2301

なお、林業や山に興味のある方は6/20(土)の「森の健康診断」イベントに参加されては如何でしょうか?
※末尾の「森の健康診断」イベント案内を参照してください。
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森の健康診断(1)
森の健康診断(2)

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